Garden of the Aquilegia

Story

本編設定

基 本 方 針

メインはルイス・ロドリグ・レオンの三人。
その中の主役格はルイス・ヴォネガ。
舞台はその国・最大の軍港が在る、国の第二都市・カルディア。

要は三馬鹿でしっちゃかめっちゃかしてる話。

国は国王が国家元首の軍事国家。議会も名目上はある。
女子は非戦闘員として入軍できるようになった。
何年か前は陸>海のパワーバランスだったが現在は少し解消されている。
軍あれこれ

導 入

水兵さんとナディカが軍を辞める。

ナディカは王都へ行く。水兵、パンダと旅に出る。

ルイス、ロドリグ、マリアンヌはそのまま残り昇進を果たす。
ロドリグはその出生の良さ、人柄でバリバリ出世。

一方のレオンは上官・セザリスから訳有りで副官を解任され、中央勤務だったのが、こちらの陸軍司令部へ異動(ある意味左遷)。
こちらの知り合いがルイス、ロドリグくらいなので、そちらに入り浸っている。

ロドリグ王都召喚

ロドリグ戻ってくる。ルイス、レオン昇進←今ここ

世 界 観

イメージ的には近代西欧。英語圏。
実年代では航空機がある時代だが、こちらの時代では航空機の登場が遅れている。

《国》イマニス

東側を海、西側を山脈に囲まれた国。
航海技術が発展するまでは、他国の接点が薄く、都市国家群を形成していた。
その後、教会による圧政が強まり、解放の為、初代王エマヌエルが立ち上がる。
ナショナリズムの萌芽とタイミングが重なり統一へとなった。

現在、国内はそこそこ安定しているが、対外関係は全体的にそこそこピリピリしている。特に南隣。

《都市》王都・タリス

内陸部に位置しているが、北側にカルディアへ続く大運河がある。
中央には王宮があり、荘厳で重厚な雰囲気のある街。
西端にはエリオット家の広大な土地がある。

《都市》第二都市・カルディア

この国一番の港街。海外の玄関口であり、街の規模も大きい。
軍港もあるが一般港とは離れた場所にある。
港以外にも、南北に走る国際列車の駅もある。
他国の文化が直で入ってくるため、王都タリスよりも華やかな雰囲気。
略称は『二都』

《都市》北方都市・ノーデブルク

北部最大の都市。少々内陸によっているが、陸路では古くから交通の要衝地。
統一以前は為政者がコロコロ変わっており、地名の一部の言語系統が違う。
元は城塞都市であったが、統一後の人の流入により新市街が拡張された。
略称は『北都』

地 理 補 足

MAP

所 在 地

【カルディア】
ルイス/ロドリグ/レオン/マリアンヌ/リーナ/キャロル/ラザフォード/エイミー/アンナ/カロッサ
【タリス】
セザリス/パトリック/シミオン/アボット/エリザベス/トマス/ハル/ヴィンセント/ザカライア/ホーガン/セオドア/アデル/エゼル
【他】
サイラス/パンダ(不定)、アイザック(北方兵学校)

出 身 地

【タリス】
エリオット家/ベルモンド家/オルブライト家/王家/ジェラルディーン家/キャロル/カロッサ/クラーク(出生は別)
【カルディア】
ロダー家/ラザフォード
【ノーデブルク】
エリザベス(出生は別)/トマス(出生は別)
※他は地図参照。

貴 族 設 定

この世界観では独自な設定が付いています。
爵位なんてなかった…!

盟約されし十二の貴族

建国以前から王家に付き従った12の家。
「遥かなる約束」の元、王家に絶対的な忠誠を誓い、補佐している。
但し、特別待遇などがあるわけではなく、ここの家出身だからといって高官になれる訳ではない。
なので、家の規模はまちまちだったりする。
当事者たちのみが知っており、すべてに認知はされていない。
【該当】エリオット家、ベルモンド家、オルブライト家

貴 族

所謂貴族。建国後に付き従った、もしくは誕生した貴族。
「遥かなる約束」の拘束もなく、またその存在自体も知られていない。
【該当】ジェラルディーン家、フェアクロウ家、ブルートン家

エリオット家

外見的特徴:茶髪と緑眼(色合いは人によってまちまち)。比較的高身長。

国内屈指の大貴族。医学の名門。
文官肌で古より王族のブレーンを司ることが多い。
その為、他の貴族との摩擦を避けるためあまり高官職には就かない。

イマニスが今のような近代軍隊に改革があった際に、エドヴァルトが尽力した。
だが↑の理由の通り当人は軍人にならず、政治的力は持たなかった。

祖父→弟的、父→兄的みたいな感じです。

近年では敷地にかかる税やら医学関連で出費が多く、本業の収入がギリギリのせいで兄や弟が働き詰め。意外とじり貧。
家の紋章は『鷲』。

ベルモンド家

外見的特徴:白金髪と赤眼。一部例外を除いて小柄。

貴族としては中流。武官で剣術に特化した家。
家特有の髪、瞳の色で女子はよく王家に嫁ぐ。
武人肌で脳筋でいろんな意味で一直線な血筋。
家の始祖神話を持つ。

武官貴族の筆頭で基本的に文官とは馬が合わない。
なので、同じ十二の貴族でもエリオット家とはあまり交流がない。
アデル的にはレオンがエリオット次期当主の下にいるのが気に入らない。

実は小柄な一族です。レオンはきっと突然変異種w
剣技のレベル的にはアデル(技)>レオン(力)>ジュリアス(速)
ただレオンに力ごり押しされると微妙。多分アデルの勝ち逃げ。
家の紋章は『獅子』。

オルブライト家

外見的特徴:鈍色の髪と薄金眼。高身長。

エリオット家と同格の大貴族。武官で軍略・用兵の名家。
ベルモンド家が王家の親衛隊なら、オルブライト家は兵を預かり指揮する方の武官。
ベルモンド家とは武官の方向性が分かれており、裏方に回りやすいが、家的にはさほど気にしていない。
特に剣術も推奨はしておらず、個人の武というよりか、それらを束ねる役割を担う。

貴族同士の調停役も務めることがあり、基本的に不仲や過度な干渉などはなく、中立的な立場にいる。
気性がそんなに激しくない模様。
家の紋章は『狼』。

王 家

外見的特徴:独特の茶髪、紫眼。

一時期、王家とベルモンド家の血が濃すぎて、金髪や赤眼を帯びるものもいたが、現在は解消されている。
さらに、本来は髪の毛に独特の光沢、巻き毛があったが、直系最後のシリルでその特徴は失われてしまった。

唯一絶対の存在の為苗字はない。
ファーストネームは実名(普段は呼ばれない)。セカンドネームが普段使われる名前になる。ラストネームは王朝名。

エマヌエルは始祖。
シリルが直系の最後であり、エマヌエル朝の最後は弟・アラステア。
現在はアラステア朝となっている。

あ ら す じ

これまでのあらまし。長文注意。
という名の自分用。

旧設定①【水兵さん(サイラス)視点】

父を亡くし、次いで母も亡くしたサイラス(水兵さん)は、各地をあてもなく彷徨い、住み込みの仕事などをして生活していた。

ある時、軍港もある第二都市・カルディアを訪れる。
そこで、父親の元副官だったというナディカと知り合い、そのまま巡洋艦【ミネルヴァ】の非戦闘乗員(お掃除係)として乗艦する事になった。
キャラの濃い面々に囲まれて、それなりに楽しく日々を過ごしていた。

しかし、自分はどこまでいってもただの掃除係でしかなく、どこまでいっても立場はグレーゾーン…。
慣れない久々の安穏の日々も、得体のしれない不安を煽るばかりで色々と落ち着かなくなっていた。

そして、この安楽な生活ではいけないと思い、艦を降りる決心をする。
退職届を出し、艦を降りたその先にパンダが側車付自動二輪を従え待ち構え「お前一人じゃあ、心配でしょうがねぇ。一緒に世界でも見ようじゃねえか」と強制同行し、共に旅立っていった。



設定②【艦長視点】

サイラスが去って幾ばくもしない内に、ナディカの元にロドリグの昇進の話が届く。

大貴族の出であるロドリグなら当然の昇進だが、一向に昇進の話が上がらない己の副官・ルイスの事が気がかりだった。
才覚がない訳ではないのだが、同期連中と比べてもあまりにも遅い。

ひょっとして、数少ない女性軍人の自分へのお上方の不平不満が副官であるルイスの昇進を閉ざしているのではないかと踏み、確証を得る。
また、折しも恩人クラークの一人息子も旅立ち、軍に居る理由もほとんど無くし(燃え尽き症候群)、他の色々な要素も絡み一人、退職を決める。

ナディカの自願退職証と他の艦員たちの今後の異動辞令を整理している時に、ルイスにばれる。

ルイスは事のあらましや、何故一言も言ってくれなかったのかと執拗に問い詰めるが、ナディカに非常に冷たく一蹴され失意のどん底へ(拗ねる)。

ナディカの退役当日もルイスは拗ねて逃げ続け結局このまま喧嘩別れ状態で、半年以上にわたる落ち込み期間に突入する(ルイスが逃げてた間、ロドリグが艦長の荷造りの手伝いやら雑務を受け持った。ついでに中尉に昇進した)。

設定③【ロドリグ視点】

これから半年ばかり経った時、マリアンヌにナディカから連絡が入る。
スーツ一式の採寸の為、王都にて再会を果たす。
この時に、マリアンヌはナディカの連絡先等々を入手するが、ナディカ本人に秘匿にしてくれと釘をさされる(でもロドリグには喋っちゃった)。

ナディカの政治的な微妙な動きをセザリスが察知し、布石としてレオンを派遣する(序章・ベルモンド編相当)。
この少し後にトマスが拾われる。

暫くしてから、ロドリグが少佐に昇進。王都召喚された(序章・エリオット編相当)。

ナディカから接触され、互いの近況報告(という名目の軍部・貴族と議会情報収集)という事で文通をする。
この時は特にナディカから釘は打たれなかった。

ロドリグがカルディアに戻った際に、マリアンヌが共謀を持ちかけ「ヴォネガさんには黙っとこう!その方が後で絶対面白い!」同盟を結ぶ。
ルイスさん蚊帳の外。
お陰で極端な話、生死すら分からない状態に…。
因みにナディカはロドリグからの文面である程度ルイスの近況は把握してます。
どちらも連絡をとろうと思えば、とれたりしたけれど二人とも意地っ張りだった。

そして、昇進の道が開けていたルイスは庶民出ではかなり早い方で佐官に昇進する。

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